ジグ日記 | 出版舎ジグ

ジグとロゴ

手書きの音符

左の画像は、昨年11月ごろの鉛筆書き。
ジグという名前とロゴのことをすこし説明しなければと思います。
いたずら書きをしながら、右のような文章を書いていました。
これをすこし整理して、マニフェストにするつもりです。

手書きのロゴ

ちょっと進化したいたずら書き。
このいたずら書きがロゴになるまでの説明は、次回また。

日本から見て北西端の島国アイルランドの、
民衆音楽のリズムのひとつに jig があります。

8分の6拍子、タカタ・タカタ
rashers‘n sausages(ベーコンにソーセージ)
「シャケと昆布」「まさか・そんな」「あらら・こらら」…

とか口にしたとき出てくる、一律にスムーズでない、
うねったり詰まったり、ひっかかったり、
どこかにアクセントが付くリズムです。

控えめにしぶとく、ささやかに軽やかに
そのようなリズムをたたき出しながら、本を作ります。
豊かさと貧しさ、をテーマに据えます。
音楽や歌や、料理や、日常や旅、と同じように、
歴史や政治、社会全般の、
動いている・動かしたいトピックが守備範囲です。

火や水や刃物の音が響く生活のバックヤードで、
小刻みなステップを踏んで冬の夜を暖まるように、
言葉・ロジック・エビデンス・ファクトで
動かせる何かを、動かそうとするその声が、まだ小さいうちに、
そのリズムとグルーブを拾って響かせる、
厨房のような、この屋号で出版社を始めます。

十時由紀子

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