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『ひらけ!モトム』によせて

2023年5月、広島~江田島 世田谷に暮らす団塊世代の重度身体障害者・上田さんの旅

その1

モトム、故郷に帰る

広島平和記念資料館 編

5月7日(日) 広島:雨のちやや強い雨

 

車椅子が降りるので…と、あさひタクシーさんは一言ことわってから、後部ドアをあけて降車の用意をしていたが、資料館の警備員制服の男性が、ダメダメ、こっちに止めちゃダメ、みんな平等だよ、ここはダメ、みたいなセリフを口にし、位置を入り口脇の駐車エリアに移動させられる。

降車時に雨に濡れるが致し方ない。雨合羽きているからいい。

入館口ではペーパータオルを渡され、大小の雨合羽3人組は水滴を拭よう促される。なんとか拭いて入場。モトムさんは青い雨合羽姿。

超混雑とまではいかない程度に、たくさんの外国人客、高校生らしき集団。かれらにまざってゆっくり進む。

『ひらけ!モトム』で岩下さんが聞き書きしたとおり、モトムさんは、広島県江田島市の能美町に、1948年に生まれた(旅の介助者のツルさんも同年に茨城で生まれた)。

モトムさんは、だから、原爆投下から3年後の広島県内に生まれ、育った。

 

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