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難以言喻的香港生活所思 ―香港の現在、言うに言われぬ思い-

翻訳者からのメッセージ
エスター

「適用される法律がある(Existence of Law)」「必ず法律に基づく(Regulation by Law)」「法律で権力を制限する(Limitation from Law)」「法律で正義を実現する(Justice through Law)」,こちらは元香港大学法律学院副院長の戴耀廷(ベニー・タイ)が主張する法治の四層理論でもあり、私が高校時代に通識科の授業で勉強できた法律概念でもあります。

しかしこの数年のあいだに、戴耀廷は、2014年の雨傘運動、2019年の逃亡犯条例反対デモ、および2020年の立法会民主派予備選挙で逮捕され、今でもまだ拘束されています。まずは、彼が主張する法治の四層理論が通識科の教科書から削除され、さらに、通識科までが高校正規課程から削除されてしまいました。同時に香港政府は、自らが法治精神を何より重視していると強調しており、あまりにも皮肉なことです。

この文章がサイトで公開される現時点は、区議会議員たちの退職が波のように続いている最中です。彼らは過去、多くの斬新な光景を街に生み出してきましたが、現在は、逃亡犯条例の廃案以降、国家安全維持法の施行を経て、増える一方の法律や条令で行動を制限され退職した人すら大勢います。

法治の精神、報道の自由、政治参与の空間などがだんだん侵害されれば、張同学のように、身を投じようと決意した業界が出口のない閉塞に陥り、最後は他のところで理念を実践するほかありません。このような若者は、どのくらいいるのでしょう。もともとの理想を諦め、仕方なく狭い選択肢の中で人生の方向修正を迫られる若者は、さらにどのくらいいるのでしょう。

■原文■ 譯者的話

「有法可依(Existence of Law)」「有法必依(Regulation by Law)」「以法限權(Limitation from Law)」「以法達義(Justice through Law)」,這是前香港大學法律學院副院長戴耀廷教授所提出的法治層次理論,亦是我在中學時期於通識科的課堂上,所能夠學習到的法律概念。

然而,這些年間,戴耀廷教授先後因雨傘運動及反修例運動下的民主派立法會初選而被捕,現時仍然被還押中。他提出的法治層次理論先是在通識科教科書中被刪除,繼而更是整科通識科都被殺科。與此同時,香港政府卻不斷強調自己何其重視法治精神,實在是相當諷刺。

這篇文章刊登之際,正值新一輪的區議員辭職潮。他們在過去的日子為社區創造了不少新景象,現今卻處處受制於國安法及其他在反修例運動有增無減的法律條文,不少人更無奈辭職。

當香港的法治精神,新聞自由,參政空間等等都被逐漸侵蝕時,有多少青年像張同學一樣,早已立志投身的志業在香港失去出路,最後只能遠赴他鄉實踐? 又有多少青年需要忘卻原本的理想,迫於無奈在狹縫中轉換方向?


「人が法に奉仕する」のか(阿古智子) につづく

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